恋愛詩

いつの日もあなたがいる

ベルベット・イースター

第2校舎の屋上で
あなたと
口づけをした

ダッフルコートから
シトラスの香り

あなたの目に映る世界が
わたしの世界のすべてに変わる

残照を胸に焼き付けて
たくさんの夜が来る

幾千の色のチョークで
黒板に描かれた招待状

でも
もういいの

夕暮れ色に染まる
あなたの横顔の中に
あなたの目線の先に

消える世界に
留まりたい
ただそれだけ

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