「社内報を作っているけれど、若手社員にあまり読まれていない気がする」
「Z世代の社員に、もっと会社に愛着を持ってもらいたい」
「イラストACやCanvaで探してみたけど、なんだかしっくりくるデザインがない」
社内報の企画・制作を担当していると、こうした悩みに直面することは少なくありません。特に、Z世代や女性社員が多い組織、あるいはフェムテックのような女性的な感性が求められる事業では、「全社員向けの無難なフォーマット」では物足りなさを感じてしまうケースもあります。
この記事では、社内報リニューアルを検討している広報・人事担当者に向けて、イラストを活用してZ世代に読まれる「エモい」社内報を作るためのポイントを解説します。
なぜ今、社内報に「Z世代に刺さるビジュアル」が必要なのか
Z世代は「文字より画像・世界観」で情報を読み取る世代
Z世代は Instagram や TikTok をはじめとしたビジュアル中心のSNSに慣れ親しんで育った世代です。文字がびっしり並んだ資料よりも、統一された世界観を持つビジュアルのほうが「読んでみようかな」という気持ちを引き出しやすい傾向があります。

従来型の社内報(文字中心・PDF)が読まれなくなっている背景
社内報のペーパーレス化が進み、PDFやWeb社内報として配信する企業が増えています。しかし、フォーマットをそのままデジタル化しただけでは、紙の社内報時代と変わらず「文字中心・堅い雰囲気」のままになってしまうため、若手社員にとっては「読む優先度が低いもの」になりがちです。
社内報が読まれないと起きる問題
社内報が読まれなくなると、会社のビジョンや文化が浸透しにくくなり、エンゲージメントの低下や帰属意識の希薄化につながるリスクがあります。特にリモートワークが進む組織では、社内報が「会社とのつながりを感じる数少ない接点」になっているケースも多く、その効果を軽視できません。

「社内報 イラスト」で検索しても、しっくりくるものが見つからない理由
「社内報 イラスト」で検索し、何十ページも素材サイトを探し回り、結局妥協してダウンロードした…という経験はありませんか?『自社に合うイラストを探す時間』は、実は広報担当者にとって大きなタイムロスになっています。
なぜテンプレートでは限界があるのか
検索すればたくさんのテンプレートやイラスト素材が見つかりますが、「若い社員、女性社員の心に響くだろうか」と考えると、「何か違うな」と違和感を覚える方もいるのではないでしょうか。
これは、既存の社内報向けイラスト素材の多くが「全社員に最適化された、当たり障りのないフォーマット」を前提に作られているためです。年齢層も性別も幅広い全社員を対象にすると、どうしてもデザインは無難で「刺さりにくい」ものになってしまうでしょう。テンプレートが悪いのではなく、そもそも「誰か特定の層に刺さる」ようには設計されていない、というのが本質的な理由です。
オリジナル制作が向いている会社
一方で、以下のような組織では「求めていたテイストがない」というギャップが生まれやすくなります。
- Z世代・若手社員が多く、SNS的な感性に馴染んだビジュアルを求めている組織
- 女性社員の比率が高く、繊細で世界観のあるデザインを求めている組織
- フェムテックなど、女性的な感性そのものが事業のコアになっているスタートアップ
こうした組織にとっては、汎用テンプレートではなく、自社の空気感に合わせてオリジナルで制作するイラストのほうが、結果的に「求めていたもの」に近づきやすくなるといえます。

イラストで社内報が「エモく」なる理由
統一されたテイストが「ブランドらしさ」を生む
号ごとにバラバラな素材を組み合わせるのではなく、一貫したテイストのイラストを使うことで、「この会社らしさ」を誌面全体で表現できます。これは、単発のテンプレート素材では実現しにくいポイントです。
社内報で醸成した『ブランドらしさ』や『企業理念』は、社外向けの会社案内でも統一することで、より強固な企業ブランディングに繋がります。社外へ世界観を伝えるおしゃれな会社案内の作り方については、以下の記事も参考にしてください。
文章では伝わりにくい「空気感」「雰囲気」を可視化できる
新しいオフィスの雰囲気、チームの温度感、イベントの高揚感など、文章だけでは伝えきれないニュアンスも、イラストであれば一瞬で伝えることができます。
SNS的な感性に慣れた世代に馴染みやすい表現
インスタグラムのようなビジュアル起点のコミュニケーションに慣れたZ世代にとって、「エモい」「わかりみが深い」と感じられるビジュアルは、社内報の世界観に引き込まれるトリガーになるでしょう。

社内報でイラストを活用できる具体的なシーン
表紙・巻頭ページ
社内報を手に取る・開く瞬間の第一印象を左右する重要なパートです。号ごとのテーマに合わせたキービジュアルを配置することで、「今回はどんな内容だろう」という期待感を演出できます。

新入社員紹介・社員インタビュー
実写の証明写真だけでなく、その人らしさを表現したイラストを添えることで、堅くなりがちな自己紹介ページに親しみやすさを加えられます。

イベントレポート・社内イベントの振り返り
懇親会や社内イベントの様子を、実写ではなくイラストで振り返ることで、思い出のワンシーンをより温かみのあるトーンで残すことができます。

企業理念・ビジョンページ
言葉で説明すると硬くなりがちな企業理念やビジョンも、1枚のイラストに落とし込むことで、感覚的に伝わりやすくなります。

社内報イラスト導入の流れと費用感
毎号すべてイラスト化する必要はない
社内報の全ページをイラスト化する必要はありません。「表紙+巻頭ページ」「理念ページ」など、ポイントを絞って導入するだけでも、誌面全体の印象を大きく変えることができます。継続的に発行する媒体だからこそ、無理のない範囲から始めるのがおすすめです。

発注から納品までのスケジュール・費用相場
制作期間は、通常3〜5営業日程度が目安です。予算感は1枚あたり数千円〜1万円台から始められるほか、社内報のように継続的な発行がある場合は、SNS運用向けと同様に一括制作としてまとめて依頼することで、コストを抑えられるケースもあります。
発注の具体的な流れや見積もり依頼のコツについては、「イラスト制作の外注ガイド記事」でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

社内報イラスト活用でよくある失敗と注意点
- 号によってテイストがバラバラになる:都度別の素材サイトから探していると、統一感が失われてしまいます。継続的に同じ制作者・会社に依頼することで、世界観を保ちやすくなります
- 社内の合意形成が取れず差し戻しが多発する:関係者間でテイストの好みが分かれることもあるため、発注前に参考イメージを共有し、方向性をすり合わせておくとスムーズです
- 全ページをイラスト化しようとして予算・スケジュールを圧迫する:前述の通り、表紙や理念ページなど要所に絞ることで、無理のない運用が可能になります

よくある質問(FAQ)
Q. 毎号継続して依頼することはできますか?
はい、可能です。継続的な発行がある場合は、都度発注するよりも、SNS運用向けの一括制作と同様にまとめて依頼することで、テイストの統一やコスト面でのメリットが得られやすくなります。
Q. Web社内報・紙の社内報、どちらにも対応できますか?
はい、どちらにも対応可能です。用途に合わせて、Web用のデータ形式(JPG・PNG・WebPなど)でも、印刷用の高解像度データでも納品できます。
Q. 社内の別部署(人事・広報)で予算を分けて発注できますか?
発注単位は柔軟に相談可能です。部署ごとに予算やスケジュールが異なる場合も、まずはお気軽にご相談ください。
Q. 汎用テンプレートではなく、自社らしいテイストで作ってもらえますか?
はい、テンプレートではなく、ヒアリングをもとにしたオリジナル制作が基本です。Z世代向けのエモい世界観から、フェムテックのような繊細な感性が求められるテイストまで、幅広く対応しています。

社内報を「読まれるメディア」に変えるために
文字中心の社内報が「読まれないもの」になってしまう時代だからこそ、統一された世界観を持つイラストは、Z世代や若手社員に社内報を手に取ってもらうきっかけになります。
汎用テンプレートでは物足りなさを感じている方も、まずは自社に合ったテイストについて、お気軽にご相談ください。
「こんな雰囲気のイラストは描ける?」「予算内でどこまでできる?」といったご相談も大歓迎です。
